大阪府内で働く臨床工学技士(CE)のリーダーを対象とした、「第1回大阪CEリーダーズカンファレンス」が2026年9月20日(日)に開催されます。
主催は一般社団法人大阪府臨床工学技士会。
今回が記念すべき第1回となるイベントで、テーマは、
「私たちリーダーが『横』につながるべき本当の理由」
です。
臨床工学技士として働いていると、同じ病院・クリニックのCEとは毎日のように顔を合わせますが、他施設の臨床工学技士とじっくり話す機会は意外と少ないものです。
特に主任・副主任・技士長・施設代表者など、現場をまとめる立場になると、
「他の病院ではどうしているんだろう?」
「スタッフ教育はどうしている?」
「人員不足をどうやって乗り切っている?」
「若手CEをどう育てている?」
と感じる場面も増えてくるのではないでしょうか。
今回の大阪CEリーダーズカンファレンスは、そんな施設の垣根を越えた臨床工学技士同士の「横のつながり」を作ることを目的としたイベントです。
第1回大阪CEリーダーズカンファレンスの開催概要

開催概要は以下のとおりです。
開催日:2026年9月20日(日)
開催時間:10:00~11:20(80分間)
開催方法:Zoomによるオンライン開催
対象:大阪府内の施設に所属するリーダー
※大阪府臨床工学技士会の会員・非会員を問わず参加可能
参加費:無料
参加登録期限:2026年9月13日(日)まで
オンライン開催なので、自宅や職場などから参加できます。
日曜日の午前中、80分間という比較的参加しやすい設定になっているのもポイントです。
「リーダー」とは技士長や施設代表者だけではない
今回のカンファレンスでいう「リーダー」は、施設代表者や技士長だけを指しているわけではありません。
大阪府臨床工学技士会の案内では、
「施設代表者の方はもちろん、各施設で部門を任されている主任・副主任といったみなさま」
もリーダーとして想定されています。
そのため、
臨床工学技士長
主任臨床工学技士
副主任
CE部門の責任者
チームリーダー
部門を任されている臨床工学技士
など、実際に現場でマネジメントやスタッフ教育に関わっているCEにとって参加しやすいイベントといえそうです。
「自分は技士長ではないから対象外かな?」
と思っている人でも、主任・副主任など部門を任されている立場であれば対象に含まれています。
第1回大阪CEリーダーズカンファレンスのプログラム

当日のプログラムは大きく4つに分かれています。
1.イントロダクション
2.リーダーズカンファレンス
3.私たちリーダーが横につながるべき本当の理由
4.ブロック交流・集合写真撮影
単純に講師の話を聞くだけのオンラインセミナーではなく、参加している臨床工学技士同士が交流することを重視した内容になっています。
ファシリテーターは大阪電気通信大学・小出卓哉先生
リーダーズカンファレンスのファシリテーターを務めるのは、
大阪電気通信大学 健康情報学科 医療工学専攻
小出卓哉先生
です。
さらに、大阪府内の病院で活躍する臨床工学技士のリーダーがスピーカーとして登壇します。
大阪府内4名の臨床工学技士リーダーが登壇
今回のカンファレンスでは、以下の4名がスピーカーとして登壇予定です。
大阪府済生会野江病院
川内良二先生
社会医療法人愛仁会 井上病院
中島卓朗先生
医療法人春秋会 城山病院
安田英也先生
医療法人春秋会 城山病院
濱野将大先生
大阪府済生会野江病院、井上病院、城山病院といった大阪府内の医療施設で働く臨床工学技士が、これまで現場で経験してきたことについて話す予定となっています。
臨床工学技士の仕事は施設によって大きく異なります。
透析、人工心肺、心臓カテーテル、医療機器管理、呼吸療法など、担当する業務だけでなく、CE部門の人数や組織体制もさまざまです。
だからこそ、別の病院で働くCEの考え方を知ること自体が貴重な機会になるのではないでしょうか。
今回のテーマは「つながり」
第1回大阪CEリーダーズカンファレンスの大きなテーマとなっているのが、
「つながり」
です。
大阪府臨床工学技士会では、今回のイベントについて、
「今の取り組みを、次の世代や未来へとバトンを繋いでいきたい」
という思いから企画したとしています。
臨床工学技士は医療機器のスペシャリストとして病院のさまざまな部門で働いていますが、施設が違えば、普段はなかなか交流する機会がありません。
そこで大阪府内の臨床工学技士が施設を越えて交流し、困ったときに気軽に相談できるネットワークを作ることも今回のカンファレンスの目的となっています。
ブレイクアウトルームによる交流も予定
Zoomによるオンライン開催ですが、講演を聞くだけではありません。
カンファレンスの最後には、ブロックごとのブレイクアウトルームが設けられる予定です。
参加している臨床工学技士同士が自由に交流し、つながりを深める時間になります。
大阪府臨床工学技士会では、
「顔の見える関係」
を築くための第一歩として今回のカンファレンスを位置づけています。
近隣施設の臨床工学技士と知り合うことができれば、日常業務で困ったことが発生した際に相談したり、情報交換したりできる関係につながる可能性があります。
大阪府臨床工学技士会とは?
今回のイベントを主催するのが、一般社団法人大阪府臨床工学技士会です。
大阪府内で働く臨床工学技士を中心とした職能団体で、研修会やセミナー、地域交流などさまざまな活動を行っています。
なお、大阪府臨床工学技士会と公益社団法人日本臨床工学技士会は別団体です。
大阪府臨床工学技士会に入会しただけでは、日本臨床工学技士会へ自動的に入会するわけではありません。
大阪府臨床工学技士会の入会資格は?

大阪府臨床工学技士会への入会資格は、
「臨床工学技士の資格があること」
および、
「大阪府臨床工学技士会の目的に賛同していること」
となっています。
2026年現在の会費は、
入会金:2,000円
年会費:5,000円
です。
大阪府臨床工学技士会では、ブロック制度による地域交流会や各種研修会・セミナーなども実施しています。
今回の第1回大阪CEリーダーズカンファレンスについては、会員・非会員を問わず参加可能となっています。
臨床工学技士こそ「他施設とのつながり」が重要?
個人的に今回の企画で特に興味深いと思うのが、「横につながる」というテーマです。
臨床工学技士は比較的少人数の部署で働くことも多く、施設によっては相談できる先輩や同僚が限られていることがあります。
さらにリーダーになると、
「スタッフの教育をどうするか」
「勤務体制をどう組むか」
「新人CEをどう育てるか」
「業務範囲をどこまで広げるか」
「他職種との連携をどうするか」
といった、教科書には答えが書かれていない問題も増えてきます。
こうした問題は、他施設の臨床工学技士と情報交換することで解決のヒントが得られることがあります。
研修会で知識を学ぶことも重要ですが、「困ったときに聞けるCEが他施設にもいる」こと自体が大きな財産になるのではないでしょうか。
他施設のCEと話すと「自分の職場」が見えてくる
もう一つ大きいのが、自分が働いている病院やクリニックを客観的に見られるようになることです。
同じ施設で長く働いていると、
「これが普通」
と思っていた働き方が、実は他施設では全く違うことがあります。
例えば、
臨床工学技士の人数
給与・年収
夜勤・当直・オンコール
休日数
残業時間
透析業務の体制
心臓カテーテル業務
人工心肺業務
医療機器管理
教育制度
資格取得支援
主任・副主任・技士長への昇進
などは病院によってかなり違います。
他施設の臨床工学技士と交流すると、
「自分の病院の待遇は普通なのか?」
「自分の経験なら他の病院でも通用するのか?」
と考えるきっかけにもなります。
臨床工学技士としてキャリアを考えるきっかけにも
特に30代・40代・50代とキャリアを重ねていくと、臨床工学技士として今後どう働いていくのかを考える場面も出てきます。
スペシャリストとして専門性を高めるのか。
主任、副主任、技士長など管理職を目指すのか。
透析クリニックから総合病院へ移るのか。
逆に急性期病院から透析施設へ転職して働き方を変えるのか。
臨床工学技士のキャリアは一つではありません。
今回のようなイベントで他施設の臨床工学技士と交流することは、自分自身の市場価値やキャリアを考えるきっかけにもなると思います。
今の職場以外の条件を知っておくことも大切
転職するかどうかは別として、現在どのような臨床工学技士の求人があるのかを知っておくことも、キャリアを考えるうえでは役立ちます。
例えば、
「大阪の臨床工学技士の年収はどれくらいなのか」
「透析経験を評価してくれる求人はあるのか」
「心カテ経験者を募集している病院はあるのか」
「年間休日の多い病院はあるのか」
「50代でも応募できる求人はあるのか」
などを知ることで、現在の勤務先との比較ができます。
実際に転職するつもりがなくても、自分の経験・年齢・スキルでどんな求人を紹介してもらえるのか確認しておくのは一つの方法です。
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「今すぐ転職する」というより、まずは求人を見て現在の職場と比較するところからでも十分だと思います。
第1回大阪CEリーダーズカンファレンスまとめ
第1回大阪CEリーダーズカンファレンスは、2026年9月20日(日)10:00~11:20にZoomで開催されます。
テーマは、
「私たちリーダーが『横』につながるべき本当の理由」
です。
大阪電気通信大学の小出卓哉先生がファシリテーターを務め、大阪府済生会野江病院の川内良二先生、社会医療法人愛仁会井上病院の中島卓朗先生、医療法人春秋会城山病院の安田英也先生・濱野将大先生がスピーカーとして登壇予定です。
対象は大阪府内の施設に所属する臨床工学技士のリーダーで、大阪府臨床工学技士会の会員・非会員を問わず参加可能、参加費は無料です。
申込期限は2026年9月13日(日)まで。
臨床工学技士として専門知識を身につけることはもちろん重要ですが、長く仕事を続けていくうえでは「人とのつながり」も大切です。
他施設のCEと話すことで、自分の施設の良いところが見えてくるかもしれません。
反対に、
「もっと違う環境で働いてみたい」
と思うきっかけになる可能性もあります。
研修会やカンファレンスへの参加を、臨床工学技士としてこれからの働き方やキャリアを考える機会にしてみてはいかがでしょうか。





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